光触媒の機能で最も注目されている『抗ウイルス』『抗菌』の性能評価試験結果です。
認定機関にて厳しい試験を行い、問題無く性能が発揮されているという根拠となっています。
抗ウイルス試験(24時間浄化評価)
KAST026-021
H26年6月4日
可視光線による光触媒性能評価
FL20S-W 昼光色室内蛍光灯使用
JIS R 1756:2013 n=1
上記の試験結果を、もう少しだけわかりやすくした表が下記になります。
※1の値は、光触媒を「塗布していないもの(未加工片)」と「塗布しているもの(加工片)」にウイルス(バクテリオファージ)を置いて直ぐのウイルス実数です。まだ酸化分解が始まっていない状態なので、数値は共に830,000と同数です。
※2と※3は、試験開始から24時間が経過した数字です。
※2は光を当てない状態で24時間経過、※3は光を当てた状態で24時間経過となっています。
本来光触媒は、太陽光やLEDなどの光が当たって化学反応を起こし、酸化分解や超親水性が起こる仕組みです(光触媒を知ろう「光触媒の2つの性質」参照)。
しかし、弊社が使用している光触媒は熱にも反応するハイブリット型の光触媒を採用している為、※2の結果の様に50%以上のウイルスが酸化分解されています。これは、弊社の光触媒は光が届かない場所でも効果をしっかり発揮できている根拠になります。
※3の様にしっかり光が当たっている場合、99.99%ウイルスが死滅し分解されている事が分かると思います。
抗菌性試験(黄色ブドウ球菌)
一般財団法人 カケンテストセンター
MG-14-001966-1
H26年5月12日
JIS R 1702 フィルム密着法 / 0.1mW/ブラックライト
抗ウイルス試験(24時間浄化評価)と同様に、光触媒を「塗布していないもの(未加工)」と「塗布しているもの(加工)」に菌(黄色ブドウ球菌)を置いて直ぐの菌の数と、8時間後の数を比べています。
8時間無光状態では、230,000から7,600まで約96.7%減少しており、無光状態でも効果がある事が分かります。
さらに光照射条件では、230,000だった菌の数が900まで減り約99.6%分解されました。
抗菌性試験(大腸菌)
一般財団法人 カケンテストセンター
MG-14-004389
H26年6月6日
JIS R 1702 フィルム密着法 / 0.1mW/ブラックライト
試験内容は抗菌性試験(黄色ブドウ球菌)と全く一緒です。
興味深い数値として、光触媒未加工の大腸菌の数は増殖した(増えた)と言う事です。
8時間無光状態では、220,000から12,000まで約94.5%減少しており、無光状態でも効果がある事が分かります。
さらに光照射条件では、220,000だった菌の数が10未満まで減り約99.9%分解されました。
ウイルスや菌は直接目で見えないものですから、効果が分かりにくく評価がしづらいデメリットがあります。
しかし、どの抗ウイルス・抗菌試験も99%代の分解力をもっており、光触媒の代表的な機能だという事がご理解頂けたのではないでしょうか。