屋根葺き替え工事

 屋根葺き替え工事は、既存の瓦(コロニアル・板金)を剥いで廃棄し、新しい屋根材を設置する工事です。「葺せ替え」とも言います。
似たような言葉として「葺き戻し工事」がありますが、葺き戻しと言うと既存の瓦(コロニアル・板金)を剥いでも廃棄せずに下地を修理した後にとっておいた屋根材を葺いていく工事です。

屋根工事の中でも一番工事期間はかかりますが、屋根の下地の状態を直接目視で確認し補修ができますので、雨漏りの心配は間違いなく無くなります。

また、瓦→瓦、瓦→コロニアル、瓦→板金、コロニアル→瓦、コロニアル→コロニアル、コロニアル→板金、板金→瓦、板金→コロニアル、板金→板金とお施主さんの好みに合った屋根に変更可能なのが魅力的な工事です。

 自分の家の屋根をよくよく見ると結構汚れていることに気が付くと思いますが、『あれは劣化なのだろうか…』と不安に感じている方は案外多くいらっしゃいます。
「屋根材の耐用年数」は葺き替え工事の時期に非常に重要な指標となりますので、ご自身の家の屋根材が何を使用しているのかをしっかり理解した上で、下記の耐用年数をご確認ください。

 この耐用年数表はあくまでも「一般的に」考えての表です。
屋根は太陽に直接当たったり強風や大雨にさらされますので、劣化が早い場所です。また、地域差でも劣化速度は変わってきますので、数年から数十年に1度は調査とメンテナンスが必要です。

屋根の状態を見てもらいたいとお考えの方は、調査費無料で行いますのでこちらからご連絡下さい。

 屋根工事の中でも比較的金額がかかる葺き替え工事なので、多くの方が決断に二の足を踏みます。ここでは一度葺き替え工事のメリットを知って判断材料にして頂ければと思います。

 これは言わずもがなですが…。圧倒的に外観が良くなります(笑)
古いままの屋根の状態だと街並みにも影響しますので、地域のイメージにもつながります。
また、実家を親から受け継いだりした方は屋根材を自分好みのものにする事で、より一層愛着のある家にすることができます。

 一度全部の屋根材を剥がす葺き替えだからこそ出来る事が『屋根下地の目視点検』です。
目視点検で悪くなった下地を見つけて、補修を行う事で屋根からの雨漏りの心配を無くします。
屋根からの雨漏りには『屋根材』『防水シート』『屋根下地』の3つが関係してきますが、それらを一気に工事できる事が葺き替えの最大のメリットではないでしょうか?
雨漏りしてしまっては屋根だけではなく、家の中の天井や壁、さらには大切にしていた家具や電化製品をダメにしてしまいます。
どれくらいのダメージを負っているかは正直瓦を剥いでみないと分からない事が多いので、下の写真程度の下地補修であれば施工費に含んで無償で実施いたします。(あまりにも損傷の激しい場合はご相談させて頂きます。)

 築年数がある程度経った家にお住いの方は台風が来る度に心配になりますよね?

『瓦が飛んでいって雨漏りしたり、飛んだ瓦が他の家や人を傷つけてしまったらどうしよう』
『板金を止めている釘が緩んでいて強風で飛ばされないか心配』

弊社はガイドラインに乗っ取った形で施工を行うので、一気に問題は解消されます。
また、10年に1度しっかり点検してもらう事でこの問題を解消しましょう。

 意外と知られていないのが屋根材と屋根下地の間に潜んでいる「動物」「虫」の存在。
特に和形の瓦やスパニッシュ瓦を使用しており、軒プラ面戸を施工していない家は注意です。
動物はその隙間から侵入し、巣を作ったり寝床にしている可能性があります。
我々屋根業者が瓦剥ぎを行って度々目撃するのが「鳥の巣」「コウモリ」などです。もちろんその後の施工に影響が出ますので全部撤去します(コウモリには飛んで行ってもらいます)。
慣れた我々でも発見して固まってしまうのでがヘビです(笑)屋根の上でヘビと目が合うと非常に生きた心地はしませんね(笑)

この様な動物や虫をしっかり排除した後に、屋根材を施工していくので安心です。

  屋根の葺き替えをお考えの方で悩まれている事として「どの屋根材にしようか」というものがあるのではないでしょうか。
Re・coatの結論としては『どれでもいいと思います』です(笑)

少し冷たく感じたかもしれませんが、先ずはその姿勢でお客様とお話しをスタートさせて頂きます。なぜなら、それぞれに善し悪しがあるからです。
瓦屋さんに話を聞けば
『屋根材なら瓦一択ですよ!コロニアルや板金なんて宮崎の激しい日差しに耐えられないし、部屋の中が蒸し風呂になりますよ!それにメンテナンスがすごい大変だし、瓦はそこら辺ストレスがありませんよ!』と言うし、
板金屋さんに話を聞けば
『瓦!?時代遅れですよ!やっぱり今の屋根はガルバリウム鋼板で板金屋根にするのが流行ですし、実際多いですよ!もしくはコロニアルで仕上げた方が見た目がすっきりするし工事費用は一番安く抑えられますよ!』と言います。
どちらの意見も間違っていませんが、こういう意見を聞いてしまうと本当に悩んでしまいますよね。

だから弊社としては先ずお客様が何を重点事項にしているのかをしっかり聞いてから意見を伝えさせていただきます。
意匠性(見た目)重視なのか。
機能性重視なのか。
工事の初期費用を安く抑えたいのか。
次の葺き替えまでのメンテナンスの費用を抑えたいのか。
全てを兼ね備える屋根材は中々ありませんので、公平な立場で打ち合わせをしっかりしたうえで屋根材の決定をしていきたいと思います。

 工事が始まってからいったいどれくらいで終わるのか…。
工事期間中(もちろん日中)は自分たちの生活している家の上で作業を行うので、音が出たりで中々落ち着きません。その様にならない為に出来るだけ騒音は出さない様にしますが、やはり電動工具などを使わなければならない工程が出来てしまいます。

一般的な大きさの家(30~35坪)での葺き替えは5日~10日くらいの工事期間です。

工事期間は工事が始まる前に伝えさせては頂きますが、不透明なところがあります。
工事は計画通りに何のトラブルもなく進むことはほぼありません。様々なトラブルに上手く対処し仕上げていくのが技術になりますが、そのトラブルがどれくらい出てくるかは工事が始まってみないと分からない事もあります(もちろんトラブルの予想はついている事もあります)。
例えば、瓦を剥いだら思っていたよりも下地が痛んでいると下地の補修作業に時間がかかりますし、真夏日が続くようだと作業員の熱中症のリスクが高くなるので小まめな休憩が必要になり、作業が思うように進まなくなります。
また、瓦にするのかコロニアルにするのか、瓦でも和形なのか洋瓦なのかによって施工スピードは大きく変わります。
他には、屋根の勾配です。急勾配だと作業員が安定して立っていられないので作業は遅くなります。

工事期間が通常より延びるパターンをまとめると
  ・築年数が経っており下地が痛んでいる
  ・屋根の勾配が他の家より急勾配になっている
  ・和形やS形の瓦に葺き替える
  ・真夏日が続く、もしくは雨が続く
  ・既存の瓦が古い粘土瓦で、安定させるために下地の上に大量に土が乗っている

どうでしたでしょうか?
中々葺き替えをするタイミングや今の屋根の状態、どんな屋根にすればいいのかは一般の方では判断は難しいと思います。
屋根の専門家に調査を依頼して状況を確認し、葺き替え工事が必要かどうかを判断するのが一番です。
悩まれている方は相談無料なので、一度Re・coatまでお気軽にご連絡下さい。