屋根工事の中で漆喰を使用している部分は下の『写真①棟部分』と『写真②雨切り部分』です。
『写真①棟部分』は屋根のてっぺんにある大棟やそこから下ってきている隅棟や降棟の葺き土を守る為に漆喰を用います。
『写真②の雨切り部分』も同様、葺き土を守る為に漆喰を用います。
この葺き土を守る為の漆喰も経年劣化や、強風などで崩れてしまうことがあります。
すると、その崩れてしまった箇所から雨水が侵入し棟全体が崩れる原因になったり、最悪雨漏りに発展してしまいます。
近年では漆喰の代わりに南蛮漆喰を使用する事で葺き土もいらなくなり、より防水性と耐久性が向上する為、漆喰だけの工事ではなく棟全体をやり直す工事も多くなっています。(築30年以上の場合は棟のやり直し工事をオススメします)
漆喰の寿命は15~20年と言われています。
施工業者の技術によってもちろん変わってしまいますが、地震や台風などで劣化が早くなることもありますので、定期的に目視で確認する必要があります。
その際に注目して頂きたいのが
・ひび割れはないか
・欠けていないか
・草が生えていないか
といったところです。
どうでしたでしょうか?
漆喰は雨漏りに関係してくる箇所なので意外と重要な事が分かって頂けたと思います。
地上からの目視では影になっていて見えにくかったり判断できない場合が多くありますので、屋根の専門家に調査を依頼して状況を確認し、漆喰の補修工事もしくは棟の取り直し工事が必要かどうかを判断するのが一番です。
悩まれている方は相談無料なので、一度Re・coatまでお気軽にご連絡下さい。